BRM922長野600km 後編
前編から続き
・CP4~CP5
3時40分頃出発、第1目標は塩尻峠を6時までに抜ける事、第2目標はタイムアウトせずに
CP5までたどり着く事とした。仮眠を取れていないのがどうでるだろうか?
ライトが暗くなり出す頃に周囲が丁度明るくなって来た。ちょうど塩尻峠である。このぶんなら6時までに上にはつけそうだ。
のぼりの途中に道の駅があって、当初ここを仮眠場所として考えていた。
その道の駅の前にきたとき、一人のブルベ参加者が出てきた。なんとなく一人に飽きてきたところと、目標時間がOKそうで気分が楽になってたのもあって声をかけてみた。
案の定ここで横になっていたらしい。二言三言交わした後、ついていけなくなっておいていかれてしまう。
明るくなったのでメーターを見てみたが、気張りたい所で心拍が全然上がっていない。
数%の登りを漕いでいるのだから、150くらいには上がっているかと思ったのだが、130未満程度でふらふらしている。
結構限界がきてるのかもしれないなと、時間的には厳しくなるが諏訪湖畔で朝食を兼ねて
休憩を入れた。(6時35分)
リスタート、そろそろお尻が痛くなって、サドルにつくのがつらくなってくる。
かといって立ち漕ぎでは持たないので我慢して座るのだが、まるでサイクルパンツの裏側に無数の小さなとげが生えているかのようだ。
休憩後は、かなり好調に進む、20号区間では行きの倍くらいのペースで走れたかも
しれない。
が、国道20号から外れたところで失速。
それでも、9時30分頃にはCP5に到着することが出来た。
この区間だけで一気に1時間30分も貯金を作った計算だ。全体の上り下りの逆はある
が、行きのこの区間でハンガーノックを起こしていなかったら仮眠取れたかなあといまさら悔やむ。
お昼には早いので補食とコーラで補給をする。
ここでたまたま一緒になったひとに氷をいただけた。ありがとうございます。
・CP5~CP6
前区間と同じく下り基調と信じて疑っていなかった区間だが・・・
R52で富士川沿いに出るまでの区間は路面のギャップがおしりに響いてペースが上
げられない。
富士川沿いに出ると、路面は良くなったが今度は向かい風のせいでペースが上げ
られない。
国道から外れる前にコンビニで休憩(11:24)
国道から外れると身延線の脇を普通にアップダウンの繰り返しの道になってしまう。
全体的には下ってはいるのだろうが、こうも予想から外れると精神的ながっくりかんとまた痛み出していたひざのせいでペースがまったく上がらなくなる。
元気なときならくだりで加速してできるだけ上るとかやるところだが、その気力も出ない。
追いついてきた人が膝を心配して声かけてくれたので泣き言を聞いてもらう(^^;
追い抜いていったのをみるとでかいサドルバッグに見覚えがある、たぶん道の駅で声をかけた人だ。
さらに進むと、稲子駅あたりで後ろから来た車の人が、
”ブルベ?何km?がんばってね”
と声をかけてくれた。つらくてくじけそうなときに人に声をかけてもらえるというのはいいものだ、先ほどの参加者の人、今の車の人おかげで気力が回復しました。
とはいえ、ペースが上がるわけでもなくマイペース。
この区間は舗装が悪い個所もあって、途中から固定が怪しかったフロントバッグがタイヤにこすれる回数が増えてくる。ブラケットのねじがなめかけているため、まし締めするのも逆に怖い。店も無い区間だった為、途中、道に落ちていた電線(100V用のやつ、何で落ちていたんだろう?)頂いて、ドロップハンドルの間に張ってバッグを支えることにした。
電線をひろうまでは、体だけでなく、路面とフロントバッグも気にかけながらの走行になりえらくつらかった。
富士川橋で左折しても相変わらず向かい風。
結局CP6到着が14時55分、結果としては貯金は維持できたが酷いペースの区間に
なってしまった。
膝の状況から、長めの休みを取ったほうが良いと判断していた人たちを見送った。
・CP6~ゴール
後から3人くらい来たところでスタートした。半ば貯金を繰りつぶした形。
それまでも兆候はあったのだが、スタート直後から普通の姿勢で頭が下がっていると酔うのか気分が悪くなるのに気がつく。
首周りが凝り固まっている為、クッションが無くなって頭が振られているのだろうか?
危険でない範囲で体をできるだけ起こした状態を保つように、ママチャリ乗りや、変則の立ち漕ぎでしのぐ。
相変わらず向かい風の海沿い、交通量は少なくないのにやたら細くて傾斜のある住宅地の道をとおり、18時を過ぎたところで246に出る前に一旦休憩。CP6を出る時に入ってきた3人に抜かれる。
御殿場に上がっていく道で、再度フロントバッグを直していると、先に行ったと思っていた3人のうち2人にぬかれる、この先は道がわかりづらかったので必至でついていくことにする。
R246は交通量、スピード共に速くて恐ろしかった。また、トンネルの中の舗装があれていて、振動がもろに来る為に、脳震盪にでもなりかけたのか、平衡感覚を失いかける場面も有った。
R246を下りる寸前までくっついていったが、手前でいいかげんに持たずに一旦停車。
R246を下りた所のコンビニで軽く休憩を入れて(20:15)、あとはとにかく止まらないようにマイペース。
普通に漕げない=ペースが上がらないなので、2時間で30kmは相当危険信号。
途中でヘッドランプをはずしたりあの手この手で耐えながら小田原厚木道路手前まで来て最後の給水をしているところでCP6の3人の人に再度抜かれる。どこで抜いたんだろう?
小田原厚木道路側道が大渋滞の上トラックのせいで脇を抜けられず諦めかけるが、なんとか22時頃に側道を抜ける。あと1時間で10km。
そこで、先ほどの3人と一緒になった為、一緒にゴールまでと声をかけてもらったが、複数の信号につかまったのと、ずっと立ち漕ぎモードでもペースが上がらない&立ち漕ぎでも酔いだしたために、無理にくっついていこうとせず、確実に前に進んでできるだけ待たさないように走ることにする。
最終、浄土寺辺りからは本当にフラフラになっていた、ゴール手前で帰りの人と挨拶して河川敷に入ろうとしたところで出てきた車がいる、入り口のところでバックしたり変な動きをされたせいで堤防のほうに入ってしまった。端のほうまでいってから気がつきあわてて引き返してなんとか22時45分ゴール。
前の3人とは10kmで7分も差がついてしまった。しかも、途中まっててくれたらしい。
本当にありがとうございました。
上着をきこんで、スタッフの方々と話をしていると、埼玉300kmでご一緒させてもらったスポルティーフのIさんはまだ御殿場あたりを走っているらしい、訳あってスタートが遅れてタイムアウトなのが分かっていて走りつづけているとのことだが、私ならあっという間に走るのをやめてしまう所だ。今回もCPでタイムアウトしてたら走り続けたかどうか・・・
すごいなと思いつつ体を休めていたが、0時ごろになって撤収をするという事で私も車にもどり、後片付けをはじめる。
結局着替えやら積み込みやらで1時ごろになってしまった。
スタートした所で一人帰ってきた人がいたのでもう誰もいないけど最後がんばってと声をかける。
高速までは気力が持ったが、高速に乗ったところで気力がつきかけたためどうにか港北PAまでいって仮眠2時間ほどで目が醒めたので帰宅したが、到着は5時過ぎ、いつもなら最低限片付ける、車の外の自転車とキャリアも片付けずに寝てしまった。
今回の反省点、首の鍛え方が足りない。・・・どうやって鍛えたものだろう?
あとはあいかわらずハンガーノック・・・どうしたものか。
| 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (0)
最近のコメント